世界大百科事典(旧版)内のナパタ王国の言及
【メロエ】より
…約50基残る王や王妃のピラミッドは,傾斜の急な独特の形をもつものである。メロエ王国は,エジプト第25王朝を興したヌビアのナパタ王国より発展したもので,ナイル川第4急湍下流のナパタにあった都が,メロエの地に移された時期からメロエ王国の名で呼ばれる。ヘレニズム文化の影響を強く受ける一方,古代エジプトの聖刻文字(ヒエログリフ)によく似た字形をもつメロエ文字を創始するなど,独自の文化を発達させたが,4世紀初めに,エチオピアのアクスム王国の攻撃を受け滅亡した。…
※「ナパタ王国」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」