世界大百科事典(旧版)内のナンディンの言及
【シバ】より
…彼はまた世界を救うために,太古の〈乳海攪拌〉の際に世界を帰滅させようとする猛毒を飲み,青黒い頸をしているので,ニーラカンタNīlakaṇṭha(青頸(しようきよう))と呼ばれる。天上から降下したガンガー(ガンジス)川を頭頂で支え,その頭に新月を戴き,三叉の戟を手にし,牡牛ナンディンNandinを乗物とする。常にヒマラヤ山中で苦行していたが,苦行の妨害を企てた愛の神カーマを,額にある第三の眼から発射した火焰で焼き殺したとされる。…
※「ナンディン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」