ニヒリアニズム(読み)にひりあにずむ

世界大百科事典(旧版)内のニヒリアニズムの言及

【ニヒリズム】より

…この語が哲学用語として比較的重要な意味で最初に使用された場合の一つとして認められているのは,1799年にF.H.ヤコビがフィヒテにあてた公開書簡の場合であり,そこではフィヒテの観念論がニヒリズムとして非難されている。一説によれば,弁証法を神学の対象にも適用したアベラールの説を継承した12世紀の神学者たちの一派のいわゆるニヒリアニズムnihilianism,すなわちキリストの人間性は偶有性にすぎず,キリストは人間としてはニヒルであるという中世キリスト論が,当時のヤコビたちに影響を与えていたといわれる。B.F.X.vonバーダーの場合になると,ニヒリズムは単に哲学の世界の問題であるにとどまらず,教会の教えに対する抗議という19世紀ヨーロッパ最大の危険思想として社会的に問題とされるにいたる。…

※「ニヒリアニズム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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