ニューカム,T.M.(読み)にゅーかむ

世界大百科事典(旧版)内のニューカム,T.M.の言及

【社会心理学】より

…(2)個人の行動や集団内行動の研究 実験的方法とデータの数量的処理によってとくに多くの研究が蓄積されている分野であり,認知やモティベーション(動機づけ)の研究,態度論,集団規範などの研究がそれである。なかでも,認知要素間の不協和から認知構造の変容を説明しようとしたL.フェスティンガー,認知の不均衡から対人関係の変化を説明したハイダーF.Heiderなどの試みが注目され,またニューカムT.M.Newcomb,カートライトD.P.Cartwright,ザンダーF.Sanderらによる集団規範の機能や形成についての研究も,その後の研究の発展の基礎をなした。(3)コミュニケーションと態度変容の研究 この方面の古典としてはラザースフェルドP.F.Lazarsfeldらのコミュニケーション過程の研究があるが,戦後は,ホブランドC.I.Hovlandらによってコミュニケーションの内容,様式,信憑性とこれに接する個人の態度との関係が精力的に追究されてきた。…

※「ニューカム,T.M.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android