世界大百科事典(旧版)内のニューマーケット競馬場の言及
【ダービー】より
…近代競馬発祥の地イギリスのエプソムEpsom競馬場(ロンドン郊外)で1780年に始まったもので,創設者の第12代ダービー卿スタンリーEdward Smith Stanleyの名をとって命名された。明け4歳馬(満3歳)のナンバーワンを競うこのレースの優勝はイギリス競馬界最高の栄誉とされ,第1,第2次世界大戦中は場所をニューマーケット競馬場に移したが,創設以来一度も欠かさず,例年5月最終週,または6月第1週の水曜日(この日をダービー・デーDerby dayという)に開催されている。このレースを範として世界各国の競馬でも〈ダービー〉の名で,4歳馬最大のレースが行われるようになり,日本でも1932年に東京優駿(ゆうしゆん)大競走(現在の東京優駿競走,いわゆる日本ダービー)が創設された。…
※「ニューマーケット競馬場」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」