世界大百科事典(旧版)内の《ニューヨークの復活祭》の言及
【サンドラール】より
…16歳で学業を放棄し,ロシア・極東を手始めに世界各地を放浪,その間,さまざまな職種・事業を転々として,極貧と新興成金の両端を往復する〈危険な暮し〉の燃焼に明け暮れた。1912年,アメリカから戻り,《ニューヨークの復活祭》を発表,句読点を廃した革新的詩形式はアポリネールらに強い影響を与えた。翌年には,新世界の遍歴詩《シベリア横断鉄路》を続いて発表し,スピードとコスモポリタニズムに対して現代詩の嗜好を方向づける役割を果たした。…
※「《ニューヨークの復活祭》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」