…既成の言語をゆがめ,専門用語や方言を駆使することで新しい小説言語の構築を試みた彼の作品は,難解きわまりない混沌とした様相を呈しているが,それはそのまま彼の世界観の反映でもある。デフォルメの文学とも,不条理の文学とも呼びうるその前衛的な作風は,第2次大戦後の資本主義社会発展のなかで,もはやネオレアリズモに飽き足らなくなった若い世代の心をとらえ,いわゆる63年グループを中心とするネオ・アバングアルディアの運動の促進に多大な影響を与えた。代表作に,最初の短編集《哲学者たちの聖母》(1931),従軍体験を綴った《ウディネの城》(1934),〈ミラノ・スケッチ〉の副題をもつ《アダルジーザ》(1944),ガッダの名声を国際的にも高めた長編小説《メルラーナ街の惨劇》(1957)および《悲しみの認識》(1963)等がある。…
※「ネオアバングァルディア」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...
12/17 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新