ネクタンドラ属(読み)ねくたんどらぞく

世界大百科事典(旧版)内のネクタンドラ属の言及

【クラーレ】より

…毒を得る基源植物はいろいろであるが,もっとも代表的なものはマチン科ストリクノス属Strychnosの数種で,樹皮をよく煮たあとの煮つめた煮汁がクラーレである。また,ツヅラフジ科のバリエラChondrodendron,アブータAbuta,テリトキシクムTelitoxicumなどの諸属や,クスノキ科のネクタンドラ属Nectandraの植物も同様に矢毒として利用される。オリノコ川流域産のものはつぼクラーレpot‐curareと呼ばれ,主としてストリクノス属植物から,ブラジル産のものは竹筒クラーレtube‐curareと呼ばれ,主としてツヅラフジ科植物から,またギアナ産,コロンビア産のものはヒョウタンクラーレcalabash‐curareと呼ばれ,ストリクノス属植物から得られたものとされている。…

※「ネクタンドラ属」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android