世界大百科事典(旧版)内のネットレコーダーの言及
【漁具】より
…魚群探知機は巻網,棒受網,底引網などに欠かせないが,定置網でも魚群の入網状況を知り,この情報を陸上に送信するテレサウンダーと組み合わせて効率を高めている。魚群ではなく,漁具の水中での働き方を知ることも操業の効率化に重要で,底引網にとりつけるものとしてはネットレコーダー,巻網の網裾にとりつけるネットゾンデなどがある。ネットゾンデは落ちてゆく網の深さを水圧で測定し,超音波信号として発信する。…
【魚群探知機】より
…その後,小型船にも普及し,最近では5トン以上の船はほとんどが魚探を備えており,魚探は漁船の必需機器となっている。 テレメトリー(遠隔測定法)の発達に伴い,離れたところで働かせて情報をとることも盛んになり,底引網のヘッドロープに送受信器をつけて,網口の高さ,魚の入網状況,離底距離などを船上で知ったり(ネットレコーダー),巻網の網裾の沈降状況を確認したり(ネットゾンデ),定置網の魚群の入網状況を陸上で監視し,効率的に揚網を行う(テレサウンダー)などにも用いられている。 密集群(浮魚,底魚),単体(マグロなど),プランクトン(シラス,サクラエビなど)などいろいろの対象に対して有効な魚探が開発されており,魚によって反射の強さが異なることから,反射信号の強さに比例して,カラー表示をするカラー魚探もできている。…
※「ネットレコーダー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」