世界大百科事典(旧版)内ののぞき眼鏡箱の言及
【イリュージョニズム】より
…建築においても,ブラマンテ,ベルニーニ,ボロミーニなどのつくった錯視的な空間は,やはり遠近法を利用したものである。オランダでは17世紀に〈のぞき眼鏡箱peep‐show box〉がつくられて,小さな箱の中に広い室内の情景をつくりだした。また眼鏡絵は18世紀後半から日本でも円山応挙,司馬江漢らによってつくられたが,これはレンズを通すことによって強調された遠近法を楽しむものであった。…
※「のぞき眼鏡箱」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」