… 最近は卵を受精させ,直径1cmほどの稚ウニまで陸上で人工飼育し,その後海中に放流する栽培漁業も行われている。 地方ではエゾバフンウニをガゼやボウズガゼ,キタムラサキウニをノナ,ムラサキウニをクロガゼ,アカウニをオニガゼなどの方言で呼ぶことが多い。【今島 実】
[民俗]
地方の呼び名にも残る〈かせ〉,〈がぜ〉はウニの古称で,古くは霊臝子,甲棘蠃,棘甲蠃などの字をあてた。…
※「ノナ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...