《ノミの唄》(読み)のみのうた

世界大百科事典(旧版)内の《ノミの唄》の言及

【ノミ(蚤)】より

…また季節感を表すものとして〈蚤出ずれば虱は止む〉〈蚤の五月蚊の六月〉などがあり,天候を占うものとして〈蚤の多い年は水害がある〉〈蚤を火にくべて音すれば天気,音せざれば雨〉などという。なお,ノミの登場する芸術としては,ゲーテの《ファウスト》の中でメフィストフェレスが唄う〈ノミの唄〉が有名である。これをムソルグスキーが作曲した歌曲はロシアのバス歌手シャリアピンの十八番であった。…

【ムソルグスキー】より

…ロシア国民楽派の作曲家。ロシア西部の村で地主の末子に生まれた。幼年時代はいなかで過ごしたが,母にピアノを習い上達した。1849年ペテルブルグの中学校に入るとともに,当時一流のピアニスト,アントン・ゲルケに師事した。52年に近衛士官学校に入り,56年卒業と同時にプレオブラジェンスキー近衛連隊に配属になった。ピアノのレッスンは54年にやめたが,目だった進歩を示した。音楽理論はまったく習わなかったが,作曲をしばしば試みた。…

※「《ノミの唄》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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