世界大百科事典(旧版)内のノリワラの言及
【葉山信仰】より
…祭礼は春秋に行われるが,作神信仰なので春は豊作祈願,秋は豊作感謝の性格を示す。とくに春は4月8日(卯月八日)の祭日が多く,この日に満願となるようにハヤマゴモリと称し,祭りに参加する村の男たちが夜籠,水垢離など精進潔斎し,そのなかからノリワラと呼ばれる憑巫(よりまし)が選ばれる。ノリワラが手に幣束を持ち,村人が祝詞を唱えるなかを,先達と呼ばれる宮司が鈴をならすと,ノリワラの持つ幣束が激しくゆれ,神がつく。…
※「ノリワラ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」