世界大百科事典(旧版)内のハイブリッド推薬の言及
【ロケット推進剤】より
…液体と固体の場合,いずれについても単一物質の発熱反応を利用できるものがあり,液体ではモノプロペラント,固体では均質系と呼ばれる。もっともふつうには酸化剤と燃料を組み合わせて用い,液体と液体,固体と固体の組合せをそれぞれ液体推薬,固体推薬といい,また,液体と固体との組合せをハイブリッド推薬という(推薬をロケット燃料と通称することもあるが,厳密にはロケット燃料とは推薬の1成分である燃料を指す)。これらの組合せは必ずしも酸化剤,燃料それぞれ一種ずつとは限らず,とくに固体では数種の成分の混合物とするのがふつうで,これを混成系という。…
※「ハイブリッド推薬」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」