世界大百科事典(旧版)内のハイベルク,J.L.の言及
【アルキメデス】より
…そして技術や実験を軽んじる当時の数学者たちを知り,それ以前に実験で得ていた多くの結果を,ギリシア数学独特の帰謬法による証明法〈取り尽しの方法method of exhaustion〉によって証明し直した。それが《球と円柱について》や《円錐状体(回転放物線体,回転双曲線体)と球状体(回転楕円体)について》など多くの著作であるが,それらを現在われわれは,ハイベルクJ.L.Heibergの編纂したギリシア語テキスト(《アルキメデス全集》3巻,1910‐15)で読むことができる。またアルキメデスの学問の性格を知る上で忘れてはならないのが,有名な円周率の数値による近似計算であろう。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」