世界大百科事典(旧版)内のハクスリー,H.E.の言及
【筋収縮】より
…筋肉の微細構造がまだ不明な時期に考えられた説は,すべて鎖状高分子の折りたたみによって収縮がおこるとしているので,折りたたみ説と総称される。1954年にH.E.ハクスリーらが骨格筋繊維が2種の筋フィラメントからなること,筋収縮の際,筋フィラメントの長さは変わらずたがいに滑り合うことを電子顕微鏡で示してからは折りたたみ説は消失し,筋フィラメント間の滑りをおこすしくみによって筋収縮を説明しようとする滑り説が登場した。2種の筋フィラメントのうち,細いフィラメントは主としてアクチンからなり,太いフィラメントはミオシンからなる。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」