世界大百科事典(旧版)内のハザード解析の言及
【安全性】より
…安全性確保のため安全性工学と呼ばれる技術が用いられるが,その骨子となる安全性解析について開発の進展に応じ次にのべる。
【初期ハザード解析】
初期設計の段階に行う解析で,過去の類似システムの経験から動力,電気,燃料などのエネルギー源に着目し火災,爆発などの原因となるハザードと安全上注意すべき領域を見いだし,対策を決める。
【詳細ハザード解析】
詳細設計段階に行う最も重要な解析で,機器,構成品,場合によっては部品,さらに結合部ならびに人間要素の影響を含めハザードを生ずる可能性のある領域を見いだし,そのシステムへの影響の厳しさと予測発生確率に基づいて致命度の等級を付け,対策決定の優先度を決めるのに用いる。…
※「ハザード解析」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」