ハタ日(読み)はたび

世界大百科事典(旧版)内のハタ日の言及

【近代社会】より

…また〈日本国〉なる課では,〈たふとき天皇ましまして,民をみること子のごとし〉と〈天皇の国〉たることを説き,天皇に帰一する国家意識の育成をはかろうとした。こうした教育こそは,国家祝祭日を国旗を出さねばならない日とみなして〈ハタ日〉と称し,日常生活の折り目をなす固有なる祝祭日を〈ハレ日〉とする感覚を生じた。このハタ日とハレ日という二重感覚こそは,ヨーロッパ君主国にならうことで〈文明の国〉たらんとした政府の施策に対し,民衆の日常生活を場とした秩序感覚を具体的に示したものにほかならない。…

※「ハタ日」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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