世界大百科事典(旧版)内のハッチンズ,E.の言及
【認知工学】より
…そういった問題意識から,実際にその人工物が用いられている現場を自然状態のままで観察・分析していこうとする研究がある。サッチマンLucy Suchmanを代表とするXeroxパロアルト研究所グループによる,空港の地上職における協同作業の分析,ハッチンズEdwin Hutchinsによる大型船舶やジェット機コックピット内でのナビゲーションのための協同作業分析が代表的な事例である。これらの研究は,CSCW(協同作業のコンピューター支援Computer Supported Cooperative Work)研究の一環として始まり,実際に仕事の場で用いられている人工物の使われ方を綿密に分析することから,実際に役に立つ新しい人工物あるいはそのデザイン指針を明らかにしていこうとしている。…
※「ハッチンズ,E.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」