世界大百科事典(旧版)内のはめものの言及
【寄席囃子】より
…初めは上方で行われていたが,大正時代に東京に移入された。地囃子は奇術師や曲芸師の演芸中に奏するもので,上方落語では,はなしの背景に囃子や歌を伴奏として入れ,情景描写や心理描写に用いるが,これを〈はめもの〉ともいう。鳴物は歌舞伎の下座(げざ)音楽にならっており,太鼓や鉦(かね)を打つのは落語家の前座で,三味線と歌は通常芸達者な年輩の婦人が担当する。…
※「はめもの」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」