世界大百科事典(旧版)内のハラム,A.の言及
【イン・メモリアム】より
…ミルトンの《リシダス》やシェリーの《アドネイアス》に連なる哀悼詩。哀悼の対象は親友アーサー・ハラム(歴史家H.ハラムを父とし,非凡な才を嘱望されながら1833年22歳で夭折)。8音節4行のスタンザを用い,序詞,131の段落,エピローグを連ね,死者に対する鬱屈した心情が,霊魂不滅と神への信仰に昇華されていく過程は,高度の抒情性に富む。…
※「ハラム,A.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」