世界大百科事典(旧版)内のハントケ,P.の言及
【ドイツ演劇】より
…西ドイツでは保守的な50年代には,演出家G.グリュントゲンスなどの様式的な革新が認められたが,60年代になると政治的な主題が劇作でとりあげられ,特にP.ワイスやR.ホーホフートの記録演劇が国際的にも注目された。一方,不条理劇も影響の跡を残し,またオーストリアのハントケPeter Handke(1942‐ )の言語的な実験劇もひとつのエポックを作った。68年の学生革命は,既成演劇の解体や街頭演劇を唱導したが,その挫折後に訪れた内面化の傾向によって70年代の演劇は,状況の再確認という方向を示す。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」