世界大百科事典(旧版)内の《ハーキミー・ジージュ》の言及
【イブン・ユーヌス】より
…ファーティマ朝のカリフ,アジーズおよびハーキムのもとで,977年から1003年にかけて観測を行った。主著《ハーキミー・ジージュ(ハーキム天文学宝典)》は,ビールーニーの《カーヌーン》と並んでアラビア天文学を代表する大きな著作で,全81章のうちの44章までが現存している。そこに示された数値は13世紀のトゥーシーなどにも用いられ,食の観測記録は20世紀初頭のニューカムの月理論でも利用された。…
※「《ハーキミー・ジージュ》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」