世界大百科事典(旧版)内のハーグ国際売買統一法条約の言及
【国際商法】より
… なお,民間主導型の統一作業のほか,国家主導型のものとしては,旧ソ連を中心とするコメコン(経済相互援助会議)が作成した〈物品の引渡に関する一般条件〉(1958)があったが,これは加盟国では国内法としての性質を与えられていた。
[ハーグ国際売買統一法条約]
標準約款や国際統一規則のほかに,条約の形式をとるものとして,1964年のハーグ国際売買統一法条約がある。国際取引法の統一作業は,すでに20世紀初めのスカンジナビア諸国における契約法の統一,1927年フランス・イタリア共通債務法典案などを見いだしうるが,ハーグ条約の実現に寄与したのは,1926年にローマに設立された私法統一国際協会International Institute for the Unification of Private Law(UNIDROIT)である。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」