世界大百科事典(旧版)内のハーリス・ブン・ジャバラの言及
【ガッサーン朝】より
…6世紀の初め以降,ビザンティン帝国から年金を受けつつ遊牧民の侵攻に対して国境防衛の任に当たった。その最盛期はハーリス・ブン・ジャバラal‐Ḥārith b.Jabala(ギリシア名アレタスAretas,在位529‐569)のときで,彼はユスティニアヌス2世の2度のペルシア遠征に従軍,554年にラフム朝の軍とキンナスリーン付近で戦って勝ち,パトリキウスとフィラルクの称号を授けられた。彼は単性論者ヤコブ・バラダイオスを保護し,シリアにおけるヤコブ派教会の確立に貢献した。…
※「ハーリス・ブン・ジャバラ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」