世界大百科事典(旧版)内のバイオマス計画の言及
【南極】より
…年1回情報の交換を主とした形態をとっているが,参加国の中には2国間で研究者の現地交換派遣,設営面での支援などを行っている場合もある。 海洋生物に関しては,ナンキョクオキアミや魚類が漁獲の対象とされつつあるおりから,海洋生物資源管理の基礎資料を収集する必要が生じ,このため種々の国際機関が共同で,77年から10年間〈南極海海洋生態系および海洋生物資源に関する生物学的研究計画(バイオマス計画)〉を実行することとなった。この計画の第1回観測が80‐81年に行われ,多数の観測船が特定海域で一斉調査を行った。…
【ナンキョクオキアミ】より
…旧ソ連では1961~62年から,日本では1972~73年から本種を対象とする漁業が始まった。1977年ごろよりバイオマス(BIOMASS)計画として,ナンキョクオキアミを中心とする南極海生態系の国際的共同研究が行われている。【根本 敬久】。…
※「バイオマス計画」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」