世界大百科事典(旧版)内のバイポーラー・テクニックの言及
【旧石器時代】より
…シナントロプスは生活のために火を使用しており,石英脈岩を打ち割って小型のみごとな石器を作っていた。石器としてはチョッパー,チョッピングトゥール,スクレーパー,尖頭器,彫刻刀,錐,ハンマーなどがあり,台石の上においた原石を石のハンマーで打ち割るという両極打法(バイポーラー・テクニック)を用いているのが特徴的であった。彼らが捕食した動物としては,剣歯虎,ハイエナ,ヒョウなどの肉食獣をはじめとして,ゾウ,サイ,ウマ,ウシ,スイギュウ,ラクダ,イノシシ,ヒツジ,カモシカ,オオツノシカなどが知られている。…
※「バイポーラー・テクニック」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」