世界大百科事典(旧版)内のバジェーノフ,V.I.の言及
【ロシア・ソビエト美術】より
…遠くシベリア,フィンランド,ウクライナ地方から供給される珍しい石材を新しい建材として,ペテルブルグを中心に宮廷建築が隆盛し,ロシア近代建築は西欧風のものへと大きく飛躍した。18世紀後期は,バロックに代わってイタリアからロココと新古典主義様式が入るが,モスクワでは過去の〈ナルイシキン・バロック〉と新しい様式とを統合して成果をもたらしたバジェーノフVasilii Ivanovich Bazhenov(1738‐99)のようなロシアの建築家もあった。また,この期にはモスクワをはじめとする多くの都市が,ペテルブルグの海軍省区を手本に都市計画を進め,新古典主義様式を採用して建設をはじめた。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」