世界大百科事典(旧版)内のバッシャール・ブン・ブルドの言及
【アラブ文学】より
…ペルシア文化の影響のもとに一段と世俗的な都市生活の色合いを帯びたバスラやバグダードでは,それまでの簡潔な表現と比べ,高度の修辞的表現を帯びたバディーbadī‘流と呼ばれる作風が発展した。この新風を持ち込んだのは盲目の詩人バッシャール・ブン・ブルドBashshār b.Burd(714ころ‐784)である。バディーをカシーダにとり入れ完成させたのは〈詩を台無しにした最初の詩人〉といわれるようになったムスリム・ブン・アルワリードMuslim b.al‐Walīd(757ころ‐823ころ)である。…
※「バッシャール・ブン・ブルド」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」