世界大百科事典(旧版)内のバディーの言及
【アラブ文学】より
…8世紀末から9世紀初頭の詩は,頌詩(しようし)や風刺詩の面で一層多様化と創意工夫が加えられた。ペルシア文化の影響のもとに一段と世俗的な都市生活の色合いを帯びたバスラやバグダードでは,それまでの簡潔な表現と比べ,高度の修辞的表現を帯びたバディーbadī‘流と呼ばれる作風が発展した。この新風を持ち込んだのは盲目の詩人バッシャール・ブン・ブルドBashshār b.Burd(714ころ‐784)である。…
※「バディー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」