バドル・アルジャマーリー(読み)ばどるあるじゃまーりー

世界大百科事典(旧版)内のバドル・アルジャマーリーの言及

【エジプト】より

…紅海経由の東西貿易を独占した政府は,その富を用いてトルコ人マムルークと黒人奴隷兵からなる強大な軍団を編成し,また多くの宣伝者(ダーリー)を各地に派遣して活発な宣教活動を続けたが,1065年に始まる〈7年の飢饉〉はエジプトを繁栄から衰退の極へと陥れた。この危機に登場したのが軍人出身の宰相バドル・アルジャマーリーBadr al‐Jamālī(?‐1094)で,彼はアルメニア軍団の武力を背景に諸改革を実行し,エジプトに秩序の回復と経済的な復興をもたらした。このシーア派王朝の下でコプト教徒とユダヤ教徒の待遇は改善され,特に前半期にはユダヤ教徒のイブン・キッリスIbn Killis(930‐991)をはじめとしてジンミーで宰相(ワジール)の職を得た者は,ユダヤ教徒出身者が2名,コプト教徒出身者が5名に達した。…

※「バドル・アルジャマーリー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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