世界大百科事典(旧版)内のバニシング加工の言及
【機械加工】より
… 遊離砥粒を用いて行う加工には,工具と加工物との間に砥粒あるいは砥粒と油などを混合したものを入れて,加工物を押し付けながら相対運動を行わせ,砥粒によりきわめて微小の切りくずを削りつつ加工を行うラッピング,砥粒を周囲に接着したホイール状の工具を高速回転させ,これに工作物を押し付けて加工するバフ仕上げ,バレルと称する容器内に砥材と工作物と工作液を入れて,回転または振動させて表面の仕上げを行うバレル加工などがある。なお切りくずを出す加工ではないが,滑らかな表面をもつ工具を加工物の表面に押し付けながら移動させ,加工物表面に塑性変形と加工硬化を生じさせながら滑らかな仕上面を得るバニシング加工も機械加工の中に含めることが多い。 現在では,機械加工のすべての分野にわたって数値制御が一般化しており,そのほか,産業用ロボットと組み合わせて,無人化をすることも行われている。…
※「バニシング加工」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」