バユバール(読み)ばゆばーる

世界大百科事典(旧版)内のバユバールの言及

【オーストリア】より

…【三宅 正樹】
【民俗,生活文化】
 オーストリアは,先史時代以来ヨーロッパの東西,そして南北交通路の要衝として,また塩,銅,鉄等の地下資源の豊富さと相まって,諸民族,諸種族の頻繁な来往と交替,そして混交が生じ,その結果きわめて多彩な文化潮流がオーストリアの社会生活を彩るにいたっている。その主軸をなす民族文化はゲルマン民族のバユバールBajuvar族であり,オーストリア西部のアレマン族,フランク族,南東部のスラブ族,そして先住民族のイリュリア人,ケルト人あるいはローマ人,この地を侵略したフン族,アバール族,マジャール人等の民族文化も入りまじり,現在ではキリスト教が支配宗教となっているが,異教的な諸文化も変貌しながら生活の微細な面にまで生き続け,オーストリアの民俗文化を多彩にしている。オーストリア民族文化は一つの複合文化であり,キリスト教文化圏の一環をなしているが,民俗文化レベルでみると異教文化との複合という様相が,たとえば年中行事のうちにも,はっきりと認められる。…

※「バユバール」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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