世界大百科事典(旧版)内のバラール,A.J.の言及
【臭素】より
…常温で液体となっている唯一の非金属元素。1824年にフランスのバラールA.J.Balardが地中海の海草からはじめて抽出し,26年にギリシア語の臭気bromosにちなんで命名された。同位体には74Brから88Brまで(77mBr,80mBr,82mBr,84mBrを含めて)19種が知られている。…
【ベルトロ】より
…医者の子としてパリに生まれた。成績優秀であったにもかかわらず,エコール・ポリテクニクやエコール・ノルマル・シュペリウールには入学せず,私立の研究所などで化学を学んだ後,コレージュ・ド・フランスの化学教授であったバラールA.J.Balard(1802‐76)の助手を8年間務めた。1859年薬学校の教授となり,65年にはコレージュ・ド・フランスの有機化学の教授に就任して,その後生涯その職にあった。…
※「バラール,A.J.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」