世界大百科事典(旧版)内のバルティットの言及
【カラコルム[山脈]】より
…山岳氷河の発達はよく,シアチェン氷河(75km),バルトロ氷河(69km)など,ヒマラヤより長大な氷河が多い。河岸段丘上の小平地には灌漑農業によって集落が成立し,フンザ川のバルティットは小王国の首邑となったが,土地の高さ,けわしい地形,きびしい気候のため人間が住める土地は少ない。中央アジアとインドを結ぶ長距離隊商交易が東のカラコルム峠(喀喇昆侖山口,5570m),西のミンタカ峠(明鉄蓋達坂,4709m)などを越えて行われてきた歴史がある。…
※「バルティット」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」