バルラアム(読み)ばるらあむ

世界大百科事典(旧版)内のバルラアムの言及

【グレゴリオス・パラマス】より

…26年にテッサロニケで聖職につき,再びアトス山に戻った。37年にはカラブリア出身の修道士バルラアムBarlaamが提起した静寂主義論争にまきこまれた。バルラアムは神学上の問題からさらに進んで,アトス山の静寂主義者たちのヨーガに似た特殊な修行方法を攻撃した。…

【ヘシュカスモス】より

…このような修行方法は14世紀にアトス山の修道士のあいだで盛んになり,人々の注目を引いた。それに対して,南イタリアのカラブリア出身で,西方神学の素養のある修道士バルラアムBarlaamが,14世紀前半に,ヘシュカスモスには異端の疑いがあるとして激しく攻撃し,大論争となった。首都コンスタンティノープルの知識層はバルラアムを支持したが,神学者でテッサロニケ大主教をつとめたグレゴリオス・パラマスがヘシュカスモスを擁護した。…

※「バルラアム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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