バルーン・フレーム構造(読み)ばるーんふれーむこうぞう

世界大百科事典(旧版)内のバルーン・フレーム構造の言及

【木材】より

…また,スギやナラを割って薄板にし,それらをうろこ状に張りあげるシングルshingle(木瓦(きがわら))ぶきは,屋根にも壁にも適用され,風雨に強く,今日でも愛用されている。アメリカでは1830年代から釘の大量生産が可能となり,機械で製材した2インチに4インチ(いわゆるツーバイフォー)の規格材を,枘(ほぞ)を用いず釘打ちだけで組立ててゆくバルーン・フレーム構造balloon frame constructionが確立し,これが西部開拓をおおいに促進した。木材の不足に対応して,比較的細く薄い木材を集成する技術も発展し,初めはジベル(すべり止め鉄鋲)をはさみ,ボルト締めして集成したが,第2次大戦後は接着剤が急速に進歩したので,いかなる大きさの集成材も金物なしで作れるようになり,現在ではまったく新しいタイプの木造建築の展開が期待されるようになっている。…

※「バルーン・フレーム構造」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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