世界大百科事典(旧版)内のバロン,J.A.の言及
【アクセス権】より
… 第2の場合は〈マス・メディアへのアクセス権〉である。これは,1960年代後半アメリカのマスコミ学者バロンJerome A.Barronらによって唱えられたもので,憲法の保障する言論・出版の自由の現代的解釈として脚光を浴びた。すなわちバロンらによれば,アメリカ合衆国憲法修正1条の言論・出版の自由はだれでもがアクセスできる〈思想の自由市場〉理念に立脚しているが,独占的マス・メディアの支配する現代においては,まったく非現実的なものとなった。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」