世界大百科事典(旧版)内のバンピールの言及
【吸血鬼】より
…人や動物の生血を吸うとされる魔物(死霊,死者の姿をとることが多い)の総称。これらが,バンパイア,バンピールなどの名に統一・固定されるのは,18世紀以降のヨーロッパにおいてであるが,それ以前にも,またヨーロッパ以外の国々でも,類似の存在は広く知られていた。幼児をさらってその血をすするギリシア神話の女怪ラミア,若者を誘惑して生血を吸うエンプーサ,淫奔残忍なテッサリアの巫女,ポルトガルのブルーカ,アラビアのグール,ドイツのドルドなどがこれである。…
※「バンピール」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」