世界大百科事典(旧版)内のバーク,K.の言及
【アイデンティティ】より
…それは個人においても,集団においても,過去から現在へ,そして未来へという時間的な継続性のもとにあらわれてくる。 前者の使われ方は,われわれが生きる世界を舞台や劇場にたとえる,ギリシア時代以来長い歴史をもつ演劇論の中にみられ,ケネス・バーク(《動機の文法》1945)によって社会学や文化人類学に導入されてきたものである。演劇論は対人関係の葛藤のドラマを描き出しはするが,関係のもとに身を処する当の主体の内面的葛藤,その発達心理については,分析を十分に施していないきらいがある。…
※「バーク,K.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」