世界大百科事典(旧版)内のバーコウィッツ,L.の言及
【暴力】より
…すなわち,欲求不満はつねになんらかの形の攻撃の前提となり,攻撃は欲求不満によって引き起こされた攻撃動因によって発生する,というものである。しかし,欲求不満は攻撃以外にも退行(小児的行動へのあともどり)を起こさせるなど,攻撃以外の行動を惹起させるし,また攻撃はいやがらせや挑発など有害刺激に伴っても起こるので,バーコウィッツL.Berkowitzは〈攻撃手がかり説〉(1969)を主張した。すなわち,欲求不満や挑発が攻撃の準備体制をつくり出し,それに武器などの攻撃を連想させる手がかりがあると攻撃行動を起こさせるのであるという。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」