パウエル,J.W.(読み)ぱうえる

世界大百科事典(旧版)内のパウエル,J.W.の言及

【アメリカ・インディアン】より

…ただしインカ帝国の言語で,現在ペルーをはじめ数ヵ国で約600万人により話されているケチュア語,高文化を誇ったメキシコのマヤ語,かつてのアステカ王国の言語であったナワトル語などは,16世紀に接触したヨーロッパの宣教師たちのアルファベットによる記録で早くから知られていた(しかし1850年以前の記述は言語の研究には不十分といわれる)。ア諸語の分類は,1891年にパウエルJ.W.Powellが北アメリカのものを語彙の観点から55の語族にまとめたのが最初だが,その分類は今日でも有効と見なされている。その後,他の学者たちにより文法構造などの点からの親縁関係により,さらに大きなグループへと整理は進められているが,インド・ヨーロッパ語族の比較と異なり,ア諸語の場合,歴史的文献がほぼ皆無であることは,研究上やはり障害になる。…

※「パウエル,J.W.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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