世界大百科事典(旧版)内のパシフィックコンバーターの言及
【ターボステープラー】より
…紡糸によって作られた合成繊維のトウ(長繊維束)をカッターでばらばらに切断してステープル(短繊維)を作り紡績するのではなく,トウを加熱延伸した後,繊維の配列を乱すことなく牽切(けんせつ)し,スライバー(短繊維束)を作る機械。このような機械を一般にコンバーターと呼ぶが,表面速度の異なる2組のローラー間で延伸し,牽切するパーロック方式,刃物による押切りカッティングを行うパシフィックコンバーター方式などもある。ターボステープラーはこの中間の方式で,ローラー間の牽切に補助装置(多くのカッターブレードをもつブレーカーバー)を用いている。…
【直紡】より
…直紡においては,繊維をそろえて平行に並べて伸ばすカーディング操作が省略される。たとえば,トウからトップ(紡績原料)を作るには直紡機の一種であるパシフィックコンバーターが用いられる。この機械によって次のような操作でトップが作られる。…
※「パシフィックコンバーター」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」