《パダーワリー》(読み)ぱだーわりー

世界大百科事典(旧版)内の《パダーワリー》の言及

【ビディヤーパティ】より

…ビディヤーパティの作品には,シバ信仰とビシュヌ信仰の両方にわたること,古典語たるサンスクリットと近代語の古層のアワハットの両方による著作があることなど,文化的な変動期の時代背景が色濃く反映している。近代語の作品では,クリシュナとラーダーの恋愛を主題として北インドで初めて讃歌にした《パダーワリーPadāvalī》,ガネーシュワル王の王子キールティシンフが,父を殺害したスルタンを退けてみずから王位につくにいたる経緯を描いた《キールティラター》などがある。後者の成立は1402年または1404年とされ,後期アパブランシャの文語アワハットの代表的な文献として,言語史上の重要資料である。…

【ミーラー・バーイー】より

…ミーラー・バーイーがクリシュナを夫に見立てて熱烈に信仰し,苦行者,信仰者と行をともにすることが多くなると,婚家の人たちの不興を買い,さまざまな迫害をうけたという。彼女の宗教上の師,作品などについては種々の伝説があり実像が明らかでないが,《パダーワリーPadāvalī(讃歌集)》は彼女の真作と考えられている。それはラージャスターニー語を基本とし,南のグジャラーティー語,西のブラジュ・バーシャーの要素をも含む言語で書かれている。…

※「《パダーワリー》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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