世界大百科事典(旧版)内のパッサージュの言及
【馬術】より
…西洋ではフランス語で訓練を意味するドレサージュdressageの名で呼び,高等馬術haute écoleが要求される。馬の歩法には常歩(なみあし),速歩(はやあし),駈歩(かけあし)の3種があり,さらにそのおのおのに収縮,尋常,中間,伸張などがあり,これらを組み合わせて前進,後退,巻乗(まきのり)(直径6mの輪乗り),蛇乗(へびのり)(蛇行状に騎乗),8字乗,横運動,ピルエット(馬長に等しい半径で行う円運動),パッサージュ(歩幅を非常につめ,きわめて収縮し,きわめて弾力に富む速歩),ピアフェ(その場で行う収縮速歩)などを演技する。各運動課題ごとに審判員が0~10点の採点を行い,その合計点で順位を決める。…
【パリ】より
… しかしパリのブルジョア層は,産業化する社会の動きを確実に自らの力としつつあった。19世紀の初め,ブールバールの西側のオペラ座界隈は彼ら新興階級の散策の場として登場してきたが,そこには鉄枠にガラスの入った高い天井をもったパッサージュ(アーケード)やパノラマ館,写真館が並んでいた。初期の百貨店や中国風浴場,レストランも軒を連ねた。…
※「パッサージュ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」