世界大百科事典(旧版)内のパテットの言及
【旋法】より
…しかし,いずれも西洋の教会旋法とは多少性格が異なるうえ,ラーガやマカームには,それぞれ伝統的な概念の広がりもあって,これを旋法と訳してしまうことはできない。したがって現代では厳密な音楽学の分野での定義としてではなく,一般的・概略的にインドや西アジアの音楽を旋法音楽と呼んだり,インドネシアのペロッグpelogやスレンドロslendroに含まれるそれぞれ3種のパテットpatetを旋法と訳したりしている。インドネシア[音楽]【小泉 文夫】。…
※「パテット」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」