世界大百科事典(旧版)内のパパニコロー分類の言及
【子宮癌】より
…したがって多人数を検査する集団検診にはきわめて好都合で,集団検診では細胞診を主体とした検査をまず行い,異常細胞を発見した症例について組織診などの二次検診を行うのが通例である。細胞診の判定結果は(-)(±)(+)の3通りに分けることもあるが,婦人科ではクラスI(正常細胞),II(癌ではない異常細胞),III(癌の疑い),IV(強く癌が疑われる),V(癌細胞)の5段階に分けている(パパニコロー分類)。細胞診の判定結果でクラスIII,IV,Vのいずれかの場合は次の組織診を行う(病院での診察では細胞診をはじめとして必要な癌の検査を同時に行うことも多い)。…
※「パパニコロー分類」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」