世界大百科事典(旧版)内のパピアメントの言及
【アフロ・アメリカ文化】より
…音楽については〈ラテン・アメリカ音楽〉の項を参照。
[言語]
アフロ・アメリカではスペイン,ポルトガル,オランダ,イギリス,フランスなどの植民列強の進出にともない,その母国語と黒人奴隷がもたらした西アフリカ部族語との混合が何世紀かにわたって行われ,その結果,現在クレオール,パピアメント,ニャニギスモなどと呼ばれるいくつかの混合言語が生まれている。クレオール語はハイチ,マルティニク,グアドループなどで話される,フランス語とアフリカ語との混合言語である。…
【オランダ領アンティル】より
…一方は,ベネズエラ北部沖の,アルーバ,ボナイレ,クラサオのABC3島で,他の一群はプエルト・リコの東にあってリーワード諸島に属するセント・マールテン(サン・マルタン)とサバおよびセント・エウスタティウスの3島である。オランダ語が公用語であるが,パピアメントPapiamentoと呼ばれるヨーロッパ諸語とアフリカ系言語との混合語が話される。オランダ王国の一部をなしているが,1954年の同国憲章で内政の自治権が認められ,民選の首相がこれを行使し,対外関係だけは女王任命の総督の権限に属しており,一院制の議会がある。…
※「パピアメント」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」