パラメーター励振(読み)ぱらめーたーれいしん

世界大百科事典(旧版)内のパラメーター励振の言及

【振動】より

…この場合,ぶらんこに乗っている人が振動に合わせて足を伸縮させて重心を上下に移動させる動作が,単純化すれば振子の長さを周期的に変化させていることに相当し,重心を上下させるために人間は仕事をしなければならず,結局それが振子に与えられて振幅が大きくなっていく。このような現象をパラメーター励振という。
[連成振動]
 図5のように振子のおもりを互いに弱いばねで連結したものや,振子のおもりにまた振子をつるしたものなど,二つ以上の振動系が相互に作用を及ぼし合いながら結合されているときの振動を連成振動という。…

【メルデの実験】より

…弦の振動数νは,張力T,弦の長さlおよび単位長さ当りの質量ρから計算によって,と求まるので,これから音叉の振動数がわかる。この現象はブランコの運動と同じ機構によるもので,外からのエネルギーによって振動の成長が起こる一方式であって,一般にパラメーター励振と呼ばれる。【子安 勝】。…

※「パラメーター励振」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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