世界大百科事典(旧版)内のパラ誘電相の言及
【誘電体】より
…この相転移点(キュリー点ということがある)以上の温度では,誘電率は温度が下がるとキュリー=ワイスの法則に従って増大し,相転移点で発散する。強誘電相転移の高温相では,誘電率はNaClのような常誘電体とはまったく異なり,したがって,常誘電相ではなく,パラ誘電相と呼ばれる。(3)反強誘電体 結晶が二つの互いに等しい副格子からなり,その副格子が互いに逆向きの極性をもつとき,この結晶を反極性結晶という。…
※「パラ誘電相」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」